嫌ならやめればいい
あなたは今自分がしていることを楽しんでやっていますか?
独立しようと何かを始めたばかりの人は、いつか成功した自分を思い描きながらワクワクしながらやっていますか?
毎日あれこれと試行錯誤を繰り返しながら一生懸命やっているけど、なかなか思うように結果が出なくて嫌気が差してきていませんか?
私も独立を目指してやり始めた当時は、毎日毎日に何の変化もなくて憂鬱になったものです。
誰も教えてくれない。
いつ結果が出るかも分からない。
そんな途方に暮れる時期が何度もありました。
会社の仕事のようにすでにやるべきことが決まっていて、指示されたとおりのことをするほうが幾分かラクなものですよね。
「これをこうしておいてね」と言われたことをやっていればお金をもらえるわけで。
でも一人で何かをするということは、長い長い自分との闘いでもあります。
自問自答を繰り返し、壁にぶつかった時は焦りや苛立ちがこみ上げます。
何だかずっと暗い部屋に閉じ込められている気分でした。
光の差す出口を探して必死にその暗闇を駆け抜けてようやく抜け出してみると、今まで頭を悩ませていたのはなんだったんだろうという感じになりました。
何度ももうやめようと思ったことはありましたが、その度に仕事を辞めたいといっていた頃に言われた「嫌ならやめればいい」という言葉が蘇ってきました。
嫌ならやめればいいんです。
誰も困りません。
そこで挫折した自分の記録が残るだけです。
でもそこで終わりです。
本当に意味のないことをしていたと気付いたからやめたのであればいいのですが、嫌でやめた場合は次は好きなことをしない限り絶対に同じことを繰り返します。
嫌なことは基本的に長続きしません。
もし今していることに嫌気が差してきているのなら、時間と気持ちに余裕があるのならパチッと方向転換して自分が没頭できる何かを探すか、もう少し頑張ってみよう・・・とやり続けてみて下さい。
嫌ならやめればいいというのは、ある意味『逃げ』でもあります。
こうなりたいと言う理想像がはっきりと決まっているのなら、ぜひ諦めず、そして逃げずにその理想に向かって走り続けてください。
継続は力なりと昔からあることわざは、決して嘘なんかじゃありません。
いつか成功するんだとやり続けた人だけが、理想を現実に変える力を持つことが出来ます。
私は『仕事辞めるなら、明日でも辞めれる』と言われたあの時の何とも悔しい思いを今でも忘れていません。
当たり前のことを言われただけだったのですが、「お前は簡単に挫折する人間なんだな」と言われたような気がして、ものすごく悔しかったんですよね。笑
昔から負けず嫌いな私はそれを言われたからこそ「なにくそ!」と頑張れたのかなぁと思います。
やめてしまうのは簡単です。
けれども、あなたにはあなたが思い描く理想の自分の姿があると思います。
せっかく見つけた「頑張ってみようと思えたもの」なので、簡単に諦めてしまわずにじっと我慢してやり続けてみて下さい。
報われない努力って確かに存在しますが、報われなかったんじゃなくて単に理想の結果にならなかっただけなんですよね。
でも、その結果に至るまでにたくさんの知識を取り込んできたのではないでしょうか。
理想の結果にならなかった時こそ、その貯めてきた知識を次のことにフル活用できるはずです。
今していることは決して無駄なことではありません。
やめることはいつでも出来ます。
継続することって本当に難しい。
でも今は頑張る時ではないでしょうか。